啓蒙思想編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回に続き、混迷の時代を生き抜くためのバイブル福澤諭吉先生の「学問のすすめ」を読み解きながら、今私達がすべきことは何かを考えて行きたいと思います。齋藤孝先生が現代語訳された「学問のすすめ(ちくま新書)」をご準備ください。
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〈第7編〉国民の二つの役目「税金は気持ちよく払え」※中略
人民は国の本家本元であるから、国のために費用を払うのは、もちろんその義務である。だから、この出費のとき不平を顔にあらわしてはいけない。国を守るためには、役人の給料がいる。陸海軍の軍事費もいる。裁判所の費用もかかるし、地方官の費用もかかる。
政府の保護を受けて、泥棒や強盗の心配もなく、一人で旅行しても山賊に遭う恐れもなく、安穏とこの世を渡っていけるのは、非常に便利なことではないか。およそ世の中に、何がうまい商売かといって税金を払って政府の保護を買うほど安いものはない。
〈FPおじさんインプレッション〉
何度もご案内のとおり、FPおじさんは「学問のすすめ」の影響を強く受けて、大学経営学部を志し、FP(ファイナンシャル・プランナー)になり現在、税理士を目指しています。決して平坦な道ではなく苦難の連続ですが「心に火を燃やし絶対に諦めない」と福澤諭吉先生へお誓い申しております。
実務の世界において、「税金嫌い(納税嫌い)」の方を非常に沢山お見受けします。売上を抜くなどの脱税行為は論外として、世間では酒や異性へお金を使い経費(損金)として落とす(計上する)経営者・理事長・医師などを見ると情けなく、汗水流して働いている従業員が可哀そうでなりません。
会社経営や病院(クリニック)経営に、ポルシェやフェラーリが必要なのでしょうか。キャッシュ(現金)を内部留保させ万が一に備える(予期せぬリスク)ことこそ、アフターコロナにおける最重要マネジメントだと思います。
さらに、これからは「インフレ・リスク」が最も恐ろしい経営リスクとして、早期に対策を起こすべきです。半年後、皆さんの生活は一変します。今から必ずインフレ(物価上昇)の対策を行ってください。合掌。
出典:現代語訳 学問のすすめ
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