FP実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
世界の中央銀行(FRB・BOJ・ECB)が無制限金融緩和を行い、コロナ不況の株高(バブル)が世界で発生(スタグフレーション)する中、「この株高はいつまで続きますか?」というご質問を多数いただきます。(笑)
現在の株高が実体経済の裏付けのない株バブルであることは誰が見ても明白であり、「弾けない泡(バブル)は絶対にありませんね。」とFPおじさんは一貫してアドバイスしてきました。(Twitterでつぶやいております。)
先日、4月・5月の米国雇用統計の数値が虚偽であることが判明し、改めて米国経済のコロナ不況が明らかになりました。情報操作である可能性があり、正確な数値を公表していれば、とっくに米国株は3月の1番底へ向けて大暴落(2番底)していました。
今週木曜日(6/11)、米国FOMC(連邦公開市場委員会)でパウエル議長は非常に真剣な面持ちで、米国経済の先行きは不透明であり2022年まではゼロ金利を継続すると発言しました。この発言を受けて、米国ダウ平均株価は1,861ドル下落し、史上4番目の下げ幅となりました。
さて、今後の日本株の動きを気にされておられる方も多いかと思います。3月の大暴落時に証券会社の新規口座開設が急増して、株投資初心者の方が多数マーケットインされました。大半の方が全く投資の勉強をしていないとお察しします。
結論から申し上げますと、日本株は米国株次第です。現在、日本の株式市場の約60%は外国人投資家だと言われています。その米国株の株価チャートを見ると「大天井」のサインが点灯しております。
〈米国NYダウ平均株価分析〉
- 月足200日移動平均線(MA)割れ(下へブレイク)
- 週足50日移動平均線(MA)割れ(下へブレイク)
- 高値で離れ小島が出現(リバーサル・アイランド)
- ダウ30種構成銘柄の大半で売りシグナル点(とくに銀行株)
特筆すべきは、米国NYダウ平均株価で出現することが稀な「リバーサル・アイランド」が高値圏で出ました。この売りサインは、急騰・急落時(リバーサル)に株価のローソク足(キャンドル)が窓を開けて取り残され、島(アイランド)が空に浮いているかのような形を作ります。
以上、週明けから米国株の下落が始まる可能性を示唆しておきます。当然、日本株も米国株の影響を受けます。これに加え、米中の経済戦争や新興国(とくに韓国)のデフォルト(債務不履行)が重なると大変な事態になります。
投資初心者の方へアドバイスですが、今直ぐ持ち株を売ってください。また、投資信託で投資されておられる方も同様です。ちなみに、積立少額投資(ドルコスト平均投資)の方は慌てず投資を継続してください。
〈注意〉
上記内容は、FPおじさんの私論であり一切の責任は負いかねますので、最終判断は自己責任で宜しくお願いいたします。