会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
前回につづき、本支店会計を解説していきます。今回から「本支店合併財務諸表」をみていきます。少し面倒ですが連結財務諸表に比べると楽です。(笑)
本店と支店で別々の帳簿に記入していたとしても、実際は1つの会社なので、株主や取引先などに報告するための財務諸表は、本店と支店の取引をまとめた会社全体のものでなければなりません。
〈作成手順〉
- 未達取引の整理 ⇒ 未達側で適正な処理を行う。
- 決算整理 ⇒ 本店と支店で通常の決算を行う。
- 内部取引の相殺 ⇒ 本店と支店、支店へ売上と本店より仕入を相殺する。
- 内部利益の控除 ⇒ 会社の内部取引で生じた利益は控除する。
(内部利益の控除)
支店の商品棚卸高に含まれている内部利益を控除します。
- 期首商品棚卸高に含まれる内部利益 ⇒ 期首商品棚卸高から控除※
- 期末商品棚卸高に含まれる内部利益 ⇒ 期末商品棚卸高から控除
※本店の「繰延内部利益」勘定を確認します。
参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。