FP1級おじさんの日記

税理士を目指すFPおじさんの奮闘記

固定資産の減損会計①

会計実務編

 こんにちは。FPおじさんです。(^^♪

 

今回から「固定資産の減損会計」について解説していきます。デフレ経済の下、導入された会計処理ですが大企業が中心のためFPおじさんの税理士事務所では無縁かも?しれません。(笑)

 

固定資産の減損とは、固定資産の収益性低下により回収が見込めなくなった状態をいいます。減損処理とは、固定資産に減損が生じている場合に、一定の条件のもとで回収可能性を反映させるように帳簿価額を減額する会計処理をいいます。

 

固定資産は、取得原価主義にもとづき取得原価から減価償却累計額を控除した金額により評価します。しかし、固定資産の収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった場合、過大に評価された帳簿価額を減額することにより、将来に損失を繰り延べないための処理が必要になります。

 

減損会計は、以下の流れに従って減損金額を計算していきます。

  1. 減損の兆候を把握
  2. 減損損失の認識
  3. 減損損失の測定

 

次回から上記の流れに従い、具体的な会計処理方法を解説していきます。将来キャッシュフロー(CF)の計算が必要になり少し複雑ですが、上記のとおり何故、減損会計を行うのかを意識することが重要になります。

 

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