会計実務編
こんにちは。FPおじさんです。(^^♪
今回は特殊商品売買の「委託販売」を解説していきます。先日行われた第69回税理士試験の簿記論で出題(総合問題)されました。(笑)
委託販売とは、委託者が受託者に対して自己の商品の販売を委託する販売形態です。委託者は委託販売に係るすべての費用を負担し、受託者に対する報酬として販売手数料を支払います。なお、委託販売の収益計上については、下記2つの方法があります。
- 販売基準 ⇒ 受託者が積送品を販売した日に収益計上
- 売上計算書到達日基準 ⇒ 売上計算書が到着した日に収益計上
一方、委託販売の会計処理方法は、「手許商品区分法」により行われます。上記方法で積送品売上を計上し、その積送品売上原価を積送品勘定から仕入勘定へ振り替えます。振替タイミングにより下記2つの処理方法があります。
- 期末一括法 ⇒ 決算時に一括して振り替える方法
- その都度法 ⇒ 収益計上の都度振り替える方法
〈手許商品区分法〉※掛売上
参考:上記仕訳は、(借方)/(貸方)です。